幻のデザイン
2年もの間大きな設計変更を繰り返しながら設計を進めてきたプロジェクトが令和3年10月11日に確認済証をようやく本当にようやく確認済証を取得しました。基本構想から全て設計デザインさせていただき、お施主様の75周年記念プロジェクトに相応しい自信作となったと思います。しかし、着工。。。とはいきませんでした。建設会社との概算確認そして施主確認をしてきたのですが、最後の最後で金額の設定を見直すことになり設計変更の運びとなりました。確認済証交付直後に着工をせず設計変更をしたのは過去このプロジェクトが初めてです。残念ながらこのイメージパースは幻の作品となってしまいました。非常に残念なのですが私の自信作でしたが確認済証交付直後に歯車が狂いました。
お施主様の75周年記念プロジェクトということもあり待ったなしの状態で厳しいスケジュールでの設計変更となりそうです。お施主様にとっての再生建築プロトタイプ作品として完成させることはまずはコストのことがあっての事ですので改めてお施主様からのお願いを受け、ご希望に沿うように最後まで設計者根性で頑張ります。
(追伸)
設計変更にて計画変更確認申請を行い令和4年3月1日にようやく確認済証2回目を交付されることになりました。残念ながら外観デザインも大幅に変更しましたが、設計コンセプト、ディテール、設計作法は崩すことなく平面・立体的ゾーニングは死守できたと思います。外観デザインはコスト優先の形になってしまいましたが、お施主様の目的のコストと睨み合わせ一つ一つ残すべきものを確認しながらバランスをとりあるべく姿の最終形作品になったと思います。
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